泣き顔

 

今も目をつぶると浮かんでしまう、3人の表情が。

 

とんでもないものを見た。一晩経って冷静になって改めて、涙がじわっと滲み出る。

 

昨日は、ごめんね!?って気持ちばかりだったから。そんなつもりじゃなかった、そもそもいつ出るか知らなかったし、喜んでくれるのかな〜?ってそれくらいの、ほんとにそのくらいの。たった30文字だもん、おめでとうとかありがとうとか、大好きだよとか、そんな言葉しか伝えられないから。そんなのわかりきってるでしょう、って。

曲も相まって、今出るの!!?と叫んだ。瞬間的に固まった3人を見て、あっこれはやばいと思った。

かめなしくんの歌う姿を見て、ごめんね、ごめんね、そんなつもりじゃなかったのよ、泣かせるつもりじゃなかったの、ごめんね、って。そのあと間髪入れずにRoarのイントロが流れて、短い暗転の間に3人がスイッチを必死に切り替えたような気がして、あーーーごめんね、そんな、そんな莫大なエネルギーを使わせるつもりじゃなかったのに、って。

 

一晩経って、改めて、事の重大さに気づいたというか。大切だよって、その意思表示が、そんなに刺さるってことが逆説的に彼らの生きてきた道を示しているんだと思う。

こちらとしては、朝飯前じゃない、大好きだよありがとう、KAT-TUNでいてくれて、守ってくれてありがとうって。私にとってのKAT-TUNは3人だけど、それでも歴史をつなげてきてくれて、出会うことができたのが嬉しいって気持ちがある。そんなの思ってるに決まってるじゃん、だからCDも買うし配信も見てるんだよ、嫌いなわけないじゃん。

それでも。

ちゃんと言葉にして伝えなきゃ。

実感として、妄想じゃなくて想像じゃなくて、察するとかじゃなくて、伝えるってことはこういうことなんだって。

 

 

 

昨日の挨拶、かめなしくんの言葉を聞いていて、自ら泣きに行ったなと思ったのね、泣いてなかったけど。それがすごく意外だった。いつも、隙のないほど強く、美しい覚悟が見えるから。もちろん覚悟は感じたけど、それでも、彼の口から出る、逃げ出したい時もあったという言葉は、あまりにも重くて、深くて、そんな言葉を受け止められるのか、受け止められたのか、不安がある。

それでも、彼が、その言葉を、発することができる場所があるってことが、なにより、なにより大切なこと。

がんばる、がんばるから、受け止められるように、抱きしめてあげられるように。

だからこれからも、ステージの上から圧倒し続けてほしい。

 

KAT-TUNデビュー15周年おめでとうございます

これからの1年を楽しみに、明日からも。